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ソフトバンクグループのビジョン・ファンドは向こう2週間に特別買収目的会社(SPAC)の設立計画を公表する。特定の事業を持たずに主に未公開会社などを買収することのみを目的とした投資ビークルへの投資家の熱狂を利用する狙いだ。

  ビジョン・ファンドのラジーブ・ミスラ最高経営責任者(CEO)はミルケン・インスティテュートのバーチャル会議でブルームバーグとのインタビューに応じ、この取り組みについて言及したが、詳細は提示しなかった。

  事情に詳しい関係者によると、ビジョン・ファンドによるSPACの規模は未定。ソフトバンクGは外部からの資金を求める見通しで、自己資金も一部拠出する可能性があると関係者は部外秘情報だとして匿名を条件に話した。

  今年はこれまでに100余りのSPACが米株式市場で400億ドル(約4兆2100億円)余りを調達している。

  ミスラ氏は12日のインタビューで、ハイテク株市場の活況をかき立てた最近の買い殺到の背後に「ナスダックのクジラ」の存在があるとの報道についても触れた。同氏は「われわれは依然として多額の手元現金を寝かしている。流動性管理の戦略だ」と述べ、「われわれはイルカですらない。クジラ説は忘れるべきだ」と語った。

(ミスラCEOや関係者の話を追加して更新します)

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