(ブルームバーグ): フランスの高級ブランド、LVMHモエヘネシー ・ルイヴィトンが15日発表した7−9月(第3四半期)では、ドレスやイニシャル入りバッグに対する消費者の購入意欲が予想に反して回復したため、関連部門の売上高が増加した。

  LVMHのファッション・革製品部門の実質ベースの売上高は前年同期比12%増加。同社は価格が3000ドル(約32万円)以上する「クリスチャン・ディオール」のバッグ「ボビー」などの販売が堅調だったことなどを挙げた。アナリスト予想は0.9%減収だった。

  厳しい経済情勢にもかかわらず、一部の消費者は高額品の購入に積極的だ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う外出制限規制などで高級品業界は大幅な落ち込みに見舞われたが、LVMHは傘下の主力ブランドに助けられ、コロナによる壊滅的な経済的影響を脱しつつあることが、業績からうかがえる。

  LVMH全体の売上高は実質ベースで7%減の119億6000万ユーロ(約1兆4700億円)だった。アナリスト予想では12%減が見込まれていた。

  一方、慎重な見通しを示すことで知られる同社は、欧州など重要市場での新型コロナ感染の再拡大を背景に、景気の先行きを引き続き懸念していると説明した。

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