(ブルームバーグ): 米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から経済が回復する道のりは長く不確実で、金融政策と財政政策の両方による継続的な支援が必要だと述べた。

  クラリダ氏は米国銀行協会主催のオンラインイベントで19日講演。事前原稿によれば、同氏は「景気サイクルのピークだった2月の経済活動・雇用水準に戻るにはしばらく時間がかかり、金融政策、そしておそらく財政政策からも、追加の支援が必要になるだろう」と指摘したほか、「経済見通しは非常に不確実だ」と述べた。14日の講演内容を繰り返す発言となった。

  クラリダ氏は講演後、司会者からの質問に対し、「インフレ率が少なくとも前年比ベースで2%に回復するまで、現在ゼロをわずかに上回っている政策金利を現行レンジで維持するとわれわれは見込む」と回答。「それが非常に健全な労働市場と整合し、2%を適度に上回るインフレがしばらく続くという見通しが成り立つことが望ましい」とも述べた。

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