(ブルームバーグ): 日立製作所が、子会社の日立建機の株式を一部売却する検討に入ったことが分かったと、日本経済新聞電子版が23日報じた。

  報道によると、産業革新投資機構(JIC)などが出資を検討している。日立は、日立建機の約51%の株式を保有しており、このうち約半数の保有株を売却する方向という。日立建機の株価は足元で上昇しており、一定の割引をした上で売却する可能性もあるとしている。

  日立広報担当の泉沢雄一氏は電話取材に「企業価値向上に向けてさまざまな検討は行っているが、個別に関してはコメントを差し控える」と述べた。JICは電子メールで、JICやJICキャピタルが「報道されているような出資検討を行っている事実はありません」とした。

  日立建機株の株価は午前は上昇して取引を終えたが、報道を受けて午後は一時前日比18%安の2990円まで下落、ブルームバーグの記録が残る1981年以降で最大の日中下落率となった。

  日立はコーポレートガバナンス上問題があるとされる「親子上場」の解消の狙いもあり、上場子会社との資本関係の整理を進めてきた。昨年以降は日立化成の全保有株を売却したほか、日立ハイテクノロジーズを完全子会社化した。

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