(ブルームバーグ): 中国の電子商取引会社アリババグループ創業者、馬雲(ジャック・マー)氏は世界11位の富豪に浮上する可能性が出てきた。アリババ傘下の金融会社アント・グループの上海と香港での新規株式公開(IPO)が史上最大規模になると見込まれるためだ。

  馬氏(56)が保有するアントの8.8%株式は、香港と上海でのIPO価格に基づくと274億ドル(約2兆8700億円)と評価される。馬氏は6万ドルを元手にアリババを設立し、英語教師から転身した。

  ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、このIPOで馬氏の資産は716億ドルに増え、オラクルのラリー・エリソン会長やロレアル創業者の孫フランソワーズ・ベタンクール・メイエール氏、米ウォルマート創業一族のロブ・ウォルトン、ジム・ウォルトン両氏らを一気に抜く。

  上海・香港市場を合わせたアントIPOの規模は350億ドル近くとなり、昨年のサウジアラムコIPO(約290億ドル)を上回る見通し。

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