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27日の米株式相場は、テクノロジー銘柄が上昇。半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が350億ドル(約3兆6600億円)での同業ザイリンクス買収を発表したことを好感した。

  ザイリンクスは急伸し、アマゾン・ドット・コムやアップルなど大型ハイテク株も値上がりした。テクノロジー株は堅調だったものの、S&P500種株価指数を押し上げるには不十分だった。騰落比率は1対4で、銀行株が大きく売られた。

  S&P500種は前日比0.3%安の3390.68。ダウ工業株30種平均は222.19ドル(0.8%)安の27463.19ドル。ナスダック総合指数は0.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して0.77%。

  株式相場はここ数週間、経済対策がまとまるかどうかを巡る観測に振り回されてきた。しかし、11月3日の大統領選前に実現する可能性がほぼなくなる中、米企業の健全性にあらためて注目が集まっている。10月の米消費者信頼感指数は、予想外に低下した。新型コロナウイルス感染症による入院は32州と首都ワシントンで過去1週間に少なくとも10%増加した。

  ストーンXのグローバル市場ストラテジスト、ユーセフ・アッバシ氏は「コロナの感染者数と入院患者数は増え続けている。これらが引き続き注視されるだろう。投資家は一段と厳格な感染抑制措置の可能性について考えている」と述べた。

  外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対して下落。コロナ感染再拡大の影響が懸念されたほか、米大統領・議会選を1週間後に控え、投資家はリスク回避の動きを強めた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下。ドルは対円で0.4%安の1ドル=104円42銭。ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.1796ドル。

  ニューヨーク原油先物は反発。ほぼ3週間ぶりの大幅高となった。ドル安に加え、熱帯性暴風雨「ゼータ」の影響で米メキシコ湾岸の製油所が生産をほぼ半減せざるを得なくなったため、買いが膨らんだ。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物12月限は1.01ドル(2.6%)高い1バレル=39.57ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント12月限は74セント上げて41.20ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅ながら3日続伸。来週の米大統領選を見極めたいとの思惑が強く、もみ合いに終始した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は6.20ドル(0.3%)高い1オンス=1911.90ドルで終了した。

Dollar Falls as Virus Cases Rise, Election Nears: Inside G-10(抜粋)

Oil Rises on Weaker Dollar and Storm Supply Disruptions(抜粋)

Gold Hovers at $1,900 With Traders Weighing Election, Virus(抜粋)

(相場を更新し、コメントなどを追加します)

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