(ブルームバーグ): 欧州株は1カ月ぶりの大幅下落。ドイツのDAX指数は調整入りした。新型コロナウイルスの感染再拡大によりドイツとフランスはより厳しい制限措置を導入する構えだ。

  ストックス欧州600指数は3%安、5月22日以来の安値で取引を終えた。業種別20指数はいずれも下落。自動車や建設、鉱業などのシクリカル銘柄が特に売られた。DAX指数は4.2%安。10月の高値からは10%余り値下がりした。フランスのCAC40指数は3.4%下落。

  投資家は欧州の厳しい新型コロナ対策に伴い2月のような急落が再び起きることを懸念している。米国の選挙や難航する経済対策を巡る交渉も不確実性を高めている。

    

  欧州債はイタリア債とギリシャ債が下落。株式相場に影響され、世界的にリスクオフの流れとなった。ドイツ政府は新型コロナの感染再拡大を受け、新たな制限措置に踏み切る。欧州中央銀行(ECB)には、29日の政策委員会会合で一段の緩和を示唆するよう圧力が高まっている。

  ドイツ10年債利回りはほぼ変わらず。一時はマイナス0.645%と、3月以来の低水準をつけた。メルケル首相は1カ月間の部分的なロックダウン(都市封鎖)を講じる。

  ギリシャ債を中心に周辺国債が下落。ギリシャ10年債利回りは10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を超える上昇だった。市場では依然として、ECBがパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の拡充に動くのは12月の会合と見込まれている。

  ドイツ10年債利回りは1bp下げてマイナス0.62%。フランス10年債利回りはマイナス0.32%で変わらず。イタリア10年債利回りは6bp上げて0.76%。

Europe’s Peripheral Debt Hurt by Stocks Slide: End-of-Day Curves(抜粋)

  

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