(ブルームバーグ): オーストラリアの資産運用会社AMPは米国のプライベートエクイティー(PE、未公開株投資)会社アレス・マネジメントから買収の打診を受けた。豪株式市場でAMPの株価は急伸した。

  AMPの30日の発表資料によると、協議は「極めて予備的な段階」にあり、合意の保証はない。AMP株は同日に20%の大幅高で終了。上昇率は過去17年で最大で、株式時価総額は53億豪ドル(約3900億円)に達した。

  171年の歴史を持つAMPはセクハラ不祥事で取締役会を刷新した後、事実上の身売りを検討する方針を先月明らかにしていた。同社の株価は2年で75%下落していた。ロサンゼルスに本拠を置くアレスにとっては、年金基金やインフラ・不動産で約3200億豪ドル相当を運用管理するAMPを買収すれば、豪州でのファンド運用事業を迅速に規模拡大できる。アレスの広報担当者はコメントを控えた。

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