(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は小幅反発。バイデン氏の米大統領選勝利宣言を受けて、先週後半にかけてのドル売り・円買いの戻しやクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)の上昇が相場を支えた。

市場関係者の見方

上田ハーロー外貨証拠金事業執行担当役員の山内俊哉氏

バイデン候補の勝利宣言を受けて、いったんは節目が付いたということで、ドル・円は先週までのドル売りの揺り戻し待機資金が商品市況やさらに資源国通貨に向かっており、こうした通貨のクロス円も強いことが支えに大統領選はいったん節目はついたが、目先的に動きそうなものがない。今週は次に何が米国で起きるのかの見極めとなりそう

CIBC証券金融商品部の春木康部長

ドル・円は先週末に104円を回復できずセンチメントが下向きのままであることや日本の投資家の買いがあまり強く出てないことが下値リスクにつながっているセンチメントとしては103円割れを試さないと終われない感じはするが、RSIが売られ過ぎ域に入っているなど、ここからのドルの下値は慎重になるべきだろう先週、菅首相が為替の安定について触れるなど警戒発言をしたことを海外勢も気にしている

背景

米大統領選で勝利宣言した民主党のバイデン氏は、政権移行に向けた作業を開始トランプ大統領は法廷闘争の構えを示しており、これまでのところ負けを認めていないアジア時間週明け9日午前の取引で世界の株式相場は上昇、過去最高値をうかがう勢い財務省幹部は9日、米大統領選を受けて為替相場が円高に振れていることについて、為替の安定は重要とした上で、緊張感持って動向を注視すると述べた9日の日経平均株価は前週末比514円高で取引を終了

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