(ブルームバーグ): 先週の米新規失業保険申請件数は5週間ぶりの大きさで減少した。新型コロナウイルス感染が記録的なペースで拡大する中でも、労働市場の緩やかな回復が続いていることが示唆された。

  失業保険の継続受給者数(10月31日終了週)は、43万6000人減の679万人。市場予想は683万人だった。ただ、州の通常の給付期間が終了し、延長給付プログラムに移行する人は引き続き増えている。

  ドイチェ・バンク・セキュリティーズの米国担当シニアエコノミスト、ブレット・ライアン氏は、延長給付の受給者数がこのところ増えていることを指摘し、「労働市場の改善は続いているが、データの数字がそのまま示す程度ではない」と説明。新規失業保険申請件数と継続受給者数のヘッドラインの数字だけでは、労働市場の改善を過大評価しかねないとの見方を示した。

  州の給付期間が終了した人向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC、期間13週)を受けている人は、10月24日終了週に約16万人増えて414万人となった。

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの継続受給者数は、約10万1000人増加し943万人となった。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者に適用される。

  新規失業保険申請が大きく減った州はジョージアやケンタッキー、テキサス。増加したのはカリフォルニアやワシントン、マサチューセッツなどだった。

U.S. Weekly Jobless Claims Fell 48K to 709K; Est. 731K(抜粋)

(統計の詳細やエコノミストの見方を追加して更新します)

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