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16日の東京株式相場は反発。新型コロナワクチンや米追加経済対策による景気回復への期待継続を支えに、電機や自動車、素材などの景気敏感業種、銀行や保険などの金融と幅広い業種で買い優勢になった。朝方に発表された7−9月期の実質国内総生産(GDP)速報値が事前予想を上回ったことも追い風になったという。

<きょうのポイント>

  JPモルガン・アセット・マネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジストは「引き続きワクチン開発期待が大きい。モデルナなどで良いニュースが出てくることも意識されている」と指摘した。米国で厳しいロックダウンにバイデン氏サイドが否定的との報道もあり、「出遅れ株やバリュー、景気敏感が引き続き買われる展開」と話した。

  堅調な米国株や経済統計を受けて、日経平均は12日の高値2万5587円を上回って取引を開始した。午前11時に中国の経済指標で順調な回復が確認されると、日経平均・TOPIXともに午後も堅調に推移した。日経平均は一時2万6000円に近づく場面もあった。

  しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、米国の新型コロナ感染対策の姿勢は全国的なロックダウンに否定的で、「春のようなロックダウンにならなければ活動自体は正常化に近づいている」と指摘。コロナ感染拡大で「米国はこれ以上追加緩和はないと思うが、少なくとも引き締めのタイミングが遅れる見通し」と話した。

東証33業種では、海運、空運、不動産、保険、鉄鋼、金属製品、輸送用機器などが上昇その他製品は下落

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