(ブルームバーグ): 全国の新型コロナウイルスの新規感染者数が2日連続で過去最多を更新したことについて、政府は最大限警戒が必要としながらも、現時点では感染防止対策の徹底などを呼び掛けるにとどめて緊急事態宣言は発令しない方針だ。

  菅義偉首相は20日午前の参院本会議で、現在の感染状況について「最大限警戒すべき状況だ」と述べ、病床確保など医療提供体制の整備を早急に進める考えを示した。加藤勝信官房長官は閣議後の記者会見で、適切な対策を講じることで人の移動などによるリスクを低下させることは可能として「現時点で緊急事態宣言を発出するような状況ではないと判断している」と語った。

  東京都は19日、過去最多となる534人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。他の地域でも感染は拡大しており、厚生労働省によれば、19日は全国で過去最多の2383人の感染者が確認された。

  

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