(ブルームバーグ): ブラジル経済を分析するエコノミストらは来年のインフレ予想と政策金利見通しを引き上げた。予見し得る将来にわたり政策金利を過去最低水準に維持する中央銀行の方針と相反する。

  中銀が23日に公表したエコノミスト調査によると、政策金利(SELIC)は現在の2%から2021年末までに3%に引き上げられると予想されている。従来見通しは2.75%だった。アナリストらは消費者物価の見通しも上方修正し、3.40%を見込んでいる。

  ブラジルのインフレは、食品価格の高騰や通貨安、新型コロナウイルス対応の緊急措置に伴う多額の財政出動が押し上げ圧力となってきた。一方、中銀は消費者物価の上昇は一時的なものであり、インフレ期待は目標を大幅に下回っていると指摘している。

ブラジル中銀、インフレ加速は一時的との見方−市場は利上げ織り込む

  同調査によると、アナリストらは21年の経済成長見通しを従来の3.31%から3.40%に上方修正。今年の国内総生産(GDP)伸び率はマイナス4.55%を予想している。

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