(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は午後に一時、1ドル=103円台後半まで下落。米株価指数先物の軟調さや米金利の低下などを受け、ドル売り・円買いが優勢となった。

市場関係者の見方

三井住友信託銀行の瀨良礼子マーケット・ストラテジスト

為替相場を動かしているのは全面高の円ではなくドルの独歩安。そのきっかけは米長期金利の低下ただ、米金利が米感謝祭の休暇シーズンにあるタイミングでなぜ下がっているか、確たる理由は見当たらない。薄商いの中でのトリッキーな動きに過ぎず、持続性に乏しい可能性には注意が必要今夜の米国市場も参加者は少ないと見込まれ、相場のトレンドを見極めるには週明けの動きを待つ必要も

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

米感謝祭をきっかけに最近の株高の調整が入るとともに米金利が低下したことで、どうしても円買い主導の円高になりやすい新型コロナウイルスのワクチン開発や足元の感染拡大に関する大きなニュースがきっかけになったわけではないドル・円は103円60銭台を維持できるかが目先のポイント。この水準を下回ると103円ちょうどを目指す展開に

背景

日経平均株価は前日比107円高で取引を終了。午前の取引では一時118円安の場面も米株価指数先物は時間外取引で軟調に推移、ただ午後にはプラス圏回復。26日の米国市場は感謝祭の祝日で休場米10年物国債利回りは時間外取引で一時0.84%台前半に低下

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