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英製薬会社アストラゼネカとオックスフォード大学が共同開発した新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンについて、英政府は承認する用意がある。感染拡大が懸念される状況で、新型コロナに対抗する新たな有力な手段と期待される。

  協議の非公開を理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、英医薬品規制・監督当局は今週にも使用を認める可能性がある。アストラゼネカのパスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)と英保健当局者はかねて、年内の承認を期待していると述べていた。

  新たなワクチンの承認は、英国が西欧諸国で最初にワクチン接種を開始してから約3週間後というタイミングになる見通し。米ファイザーとドイツのビオンテックによるワクチンは、英国で60万人余りが接種したが、感染力がさらに強いとされる変異種の不安が高まる中で、感染者はなお急増している。

  英紙メール・オン・サンデーによると、アストラゼネカとオックスフォード大のワクチンが承認されれば、3月までに最もリスクの高い最大2000万人が接種を受けられると当局者は期待しているという。

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  ソリオCEOは英日曜紙サンデー・タイムズとのインタビューで、アストラゼネカのワクチンの有効性について、ライバル企業が報告した95%に匹敵することが、新たなデータで示されるだろうと語った。

  英紙テレグラフによれば、競技場や会議場での集団接種が1月第2週に開始できる見込みだ。一方、変異種の感染拡大を遅らせるため、学校閉鎖が必要になる可能性に科学者は言及しており、政府当局者は28日に会合を開くという。

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