(ブルームバーグ): 中国の製造業活動を測る12月の政府の指数は前月から低下した。11月は3年ぶりの高水準を記録していた。景気回復は安定化している。

  国家統計局が31日発表した12月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.9。11月は52.1だった。ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値の52をやや下回った。項目別では新規輸出受注指数が51.3と11月の51.5から低下。新規受注も53.6へと小幅に下がった。

  一方、建設業とサービス業の活動を反映する非製造業PMIは12月に55.7と前月から低下した。活動拡大・縮小の節目は50。

  クリスマスシーズンを迎えて中国製品の需要が国外で高まり、国内の活動も持ち直す中で、中国の景気回復は12月も続いた。新型コロナウイルスの感染拡大をほぼ抑え込んだ中国の経済は、2020年に主要国で唯一プラス成長を確保する見通し。エコノミスト予想では約2%の成長率が見込まれている。

  国家統計局の趙慶河エコノミストは、12月のPMIが若干低下したものの、「製造業は全般的に着実な回復の良好な勢いを維持している」と分析。

  バンガード・グループのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、王黔氏はブルームバーグテレビジョンで、今回のPMIについて「非常に底堅い成長となお整合的な水準だ」と指摘した。

©2020 Bloomberg L.P.