(ブルームバーグ): 資産家ビル・アックマン氏のヘッジファンド会社パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントは2020年の投資リターンが70%を超え、2年連続で過去最高のパフォーマンスを更新した。

  アックマン氏によると、パーシング・スクエアの昨年12月のネットリターンはプラス4.6%、通年では70.2%となり、過去最高だった19年の約58%を上回った。S&P500種株価指数の昨年の上昇率は16%。

  バリアント・ファーマシューティカルズへの投資で出した損失や、ハーバライフ・ニュートリションに仕掛けた空売りキャンペーンの失敗が災いし、アックマン氏のファンドは18年まで3年にわたってマイナスのリターンが続いていた。

  20年の好パフォーマンスには、新型コロナウイルス危機が高まる前に行ったクレジット関連のヘッジが寄与した。

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  アックマン氏は昨年7月に、ブランクチェック(白地小切手)会社と呼ばれる特別目的買収会社(SPAC)の新規株式公開(IPO)で40億ドル(現在のレートで約4110億円)を調達。パーシング・スクエアが約束した10億ドルを加え、現在は上場が見込まれる未公開企業を模索している。エアビーアンドビーやストライプなどと協議したという。

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