(ブルームバーグ): 産業用ロボットなどを手掛ける安川電機は12日、今期(2021年2月期)の営業利益が従来予想比22%増の272億円となる見通しだと発表した。ブルームバーグが集計した市場予想252億円を上回る。中国市場で需要が急回復したほか、コスト削減が奏功し、前期比では減益の見込みが一転、増益となる。

  発表によると、セグメント別の営業利益予想はACサーボモーターを含むモーションコントロール事業が従来予想比18%増の245億円。中国のインフラ関連や世界の半導体・電子部品向け需要が想定を上回って回復した。ロボット事業も中国の自動車市場の回復などを背景に同31%増の68億円と見込む。

  安川電は工場設備向けACサーボやロボットを手掛けており、自動車や半導体、スマートフォンメーカーなど幅広い顧客を抱える。決算発表が主な製造業より約1カ月早く、先行指標と位置付けられる。

  日本工作機械工業会が7日に公表した21年の工作機械受注額は1兆2000億円の見通し(20年は8500億円の見通し)。

  20年9−11月期の営業利益は前年同期比56%増の68億円。受注はアジアや欧州向けも回復し、前期比ベースで6四半期ぶりにプラスに転じた。

(9−11月期の業績について追加しました)

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