(ブルームバーグ): 11日の欧州株は下落。約10カ月ぶり高値に押し上げられた株式のバリュエーションを見直す動きとなり、シクリカル銘柄を中心に売りが出た。

  ストックス欧州600指数は0.7%安。旅行や建設など景気動向に最も敏感な銘柄が下落した。鉱業株も安い。シクリカル銘柄はこれまで、期待されている刺激策による景気回復への見通しや新型コロナウイルスワクチンの接種を手掛かりに買いを集めていた。

  一方、ドル高を背景にヘルスケア関連株は堅調だった。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが再生可能エネルギー関連銘柄にバブルの兆候を警告、公益事業株は下落した。

  欧州債市場ではドイツ債利回り曲線がベアスティープ化。オランダやオーストリアの長期債入札を控え、中核国債の利回りも同様の動きとなった。イタリア債は下落。同国株も安い。

  ドイツ10年債利回りは昨年11月11日以降で初めてマイナス0.5%を上回った。

  イタリア10年債利回りは12月1日以来の大幅上昇。ドイツ債とのスプレッドは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して106bp。

  英国債もベアスティープ化。同国では12日に7年債、30年債の入札が実施される。

  ドイツ10年債利回りは2bp上げてマイナス0.49%。フランス10年債利回りは3bp上昇のマイナス0.29%。イタリア10年債利回りは4bp上昇の0.57%。

Bunds Fall on Supply, BTPs Drop With Stocks; End-of-Day Curves(抜粋)

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