(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は、1ドル=104円台前半で小幅な値動き。バイデン次期米政権が大規模な景気刺激策を打ち出すことを期待した米長期金利の上昇を背景にドル買いが優勢となる場面があったものの、上値は限定的だった。

市場関係者の見方

三井住友信託銀行の瀨良礼子マーケット・ストラテジスト

米国の政治イベントと雇用統計を先週こなし、目先は材料難で動意薄の展開。ドル・円は米長期金利の上昇につられて104円台に乗せたが、きょうは動きが鈍い米長期金利が株価を崩す水準まで上がるかが今後の焦点。米地区連銀総裁らが将来のテーパリングに言及し始めたが、そこまでは上がらず株価も崩れないのがメインシナリオかトランプ大統領弾劾の動きなどが見られるが、任期満了まであと10日もないので時間切れで終わるのではないか

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

米長期金利が為替市場のドライバーになっている。債券投資家は10年物と30年物の米国債入札を前に目先の金利上昇余地を見極めたい様子。米金利とドルはもう少し上がる可能性があるただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和で短いゾーンの金利は低いままで景気対策による財政赤字の拡大懸念もあり、ドル安トレンド自体は変わっていない

背景

米10年国債利回りは時間外取引で一時1.1563%と昨年3月以来の高水準を更新債券テーパリング、年内の議論開始を望む−米ダラス連銀総裁トランプ米大統領、辞職や解任の兆しなし−ペンス氏と任期中の協力約束米民主党、トランプ氏の弾劾決議案提出−罷免なければ13日採決へ日経平均株価は前週末比25円高で取引を終了。米株価指数先物は時間外取引で小動き

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