(ブルームバーグ): 韓国の最高裁は14日、朴槿恵前大統領に収賄罪などで懲役20年の実刑判決を言い渡した昨年7月の差し戻し審判決に対する検察の上告を棄却した。刑が確定することで、朴被告は恩赦が与えられなければ余生の大半を刑務所で送ることになる。

  不正を否定する朴被告(68)は、革新系の文在寅政権の下で裁判所が偏向していると主張し、出廷を拒否してきた。

  朴被告は2013年に韓国初の女性大統領に就任したが、16年の国会での弾劾訴追案の可決を経て、17年に罷免された。18年に収賄や権力の乱用などで有罪判決を受けた。前任者の李明博元大統領も横領などの罪で実刑判決を受け、収監されている。

  文大統領は保守系の朴、李両被告に恩赦を与える意向を示していない。革新系与党「共に民主党」の李洛淵代表は1日、特赦の可能性に言及していたが、文大統領の支持者の反発を受けて発言を撤回した。

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