(ブルームバーグ): 先週の米新規失業保険申請件数は3月以来の大幅増となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、労働市場の深刻な状況が長引いていることを示唆した。

  失業保険の継続受給者数(2日終了週)は19万9000人増の527万人。市場予想は500万人だった。

  パンテオン・マクロエコノミクスのチーフエコノミスト、イアン・シェファードソン氏はリポートで、「新型コロナ第3波に対応するための行動制限が大きなダメージを与えているのは明らかだが、特に給与保証プログラム(PPP)が再開されて以降、漸進的な増加がなお続いているのかどうかははっきりしない」と指摘。「ワクチン接種の拡大に伴い集団免疫の可能性が視野に入るようになり、サービスセクターへの制限が次第に緩和されるまでは、申請件数は今後2、3カ月、ほぼ横ばいの状態が続くだろう」と予想した。

  新型コロナの感染者数が再び増加し始めた昨年終盤以降、申請件数は毎週75万件を超えている。

  州別(季節調整前)ではイリノイとフロリダで新規申請件数が5万件を超え、カリフォルニアとカンザスでは2万件超となった。

  連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの新規申請件数は季調前で28万4470件と、前週から12万3000件余り増加した。PUAは自営業者や単発の仕事を請け負うギグワーカーなど、各州が設けている通常の失業保険では対象外となる労働者に適用される。

  長期失業者向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC)を受けている人は昨年12月26日終了週に417万人。PEUCは州プログラムの給付期間が終了した人に補償を提供する。

  統計の詳細は表をご覧ください。

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