(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台後半で弱含み。バイデン次期米大統領の就任式待ちの中、米景気対策期待を背景にリスク選好のドル安地合いが続く一方、足元の日本株反落を円買い材料視する向きもあり、小幅に値を切り下げた。

市場関係者の見方

T&Dアセットマネジメントの浪岡宏ストラテジスト

バイデン氏の就任式前にあまり目立ってポジションをとる感じでもなく、株式市場をみてもちょっと様子見ムードむしろ日本株は下がっており、米国の大型財政支出がそんなにすんなりいかないのではないかというのを見始めた感じも

大和アセットマネジメントの亀岡裕次チーフ為替ストラテジスト

バイデン氏の就任式を控えて為替は動きにくい面があり、日本株の上昇一服が為替の円安一服につながっているイエレン氏をはじめ米主要閣僚候補が対中政策の強硬路線継続を示したことは、少しリスクオフの円高材料かここからはバイデン氏の政策がその通り実行できるのか、2月に出る経済対策第2弾がどうなるのかも併せて米金利とドル・円を左右する要素になるだろう

背景

米株価指数先物は時間外取引でまちまち。アジア株は上昇。一方、日本株は失速し、日経平均株価は前日比110円安で終了バイデン氏は20日、第46代米大統領に就任するバイデン氏は14日に公表した1兆9000億ドル規模の追加経済対策案第1弾に続き、来月により広範な経済回復プランを公表する方針バイデン氏は就任後10日間に新型コロナウイルス感染拡大やその経済的影響などの課題に取り組む計画次期米財務長官に指名されたイエレン氏は19日の承認公聴会で、経済を立て直すための支出を「惜しむことこそ不経済」と主張為替に関しては、市場がドル相場を決定すべきであり、競争上の優位を得るために弱い通貨を目指すことはないと表明中国への対応では「あらゆる手段を使う準備がある」と同氏

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