(ブルームバーグ): モルガン・スタンレーの2020年10−12月(第4四半期)はトレーディング収入が大きく増え、通期の業績は過去最高となった。

  株式トレーディング収入が大幅に増えたことが寄与し、トレーディング部門の業績はアナリスト予想を上回り、同業務でウォール街トップの地位を固めた。

  ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)は20日の発表資料で、「非常に力強い四半期で、通期は過去最高の業績となった。全ての事業分野と地域で素晴らしいパフォーマンスを達成した」と自賛した。

  株式トレーディング収入は30%増の25億ドル(約2600億円)。アナリスト予想は21億5000万ドルだった。

  債券、通貨、商品(FICC)トレーディング収入は31%増の16億6000万ドルで、こちらもアナリスト予想の15億1000万ドルを上回った。

  投資銀行業務の収入は23億ドル(アナリスト予想は16億4000万ドル)。株式引き受けが前年同期から2倍以上に増えた。特別買収目的会社(SPAC)ブームとM&A(企業の合併・買収)市場の回復がウォール街の追い風になっている。

  ウェルスマネジメントからの収入は24%増の56億8000万ドル。モルガン・スタンレーは毎四半期、富裕層やその他顧客の資産運用で収入の半分余りを得ている。イートン・バンスとEトレード・ファイナンシャルを買収したことで同業務が拡大した。

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