(ブルームバーグ): 21日の欧州株は横ばい。良好な企業決算が発表されたものの、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がユーロ圏はリセッション(景気後退)の二番底に向かっていると警告した。

  ストックス欧州600指数はほぼ変わらず。一時は0.8%高まで買い進まれていた。テクノロジー株のほか自動車や小売りなど景気感応度の高いセクターは上昇した。一方、不動産やエネルギー株は売られた。

  ECBはこの日、政策金利を据え置き、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を1兆8500億ユーロ(約233兆円)で維持することを決定した。

  プレミア・ミトン・インベスターズのニール・ビレル最高投資責任者(CIO)は、「ECBが何も変更しなかったことに驚きはない」と述べ、「PEPPを確認し、12月拡大した金融緩和策を維持したというのは良いニュースだ」と指摘した。

  欧州債市場ではイタリア債が下落。パフォーマンスはユーロ圏の他国債を下回った。ラガルド総裁がPEPP購入枠を「全額使用する必要はない」と繰り返したことが影響した。

  イタリア債の利回り曲線はベアスティープ化。10年債利回りは11月12日以来の高水準に上昇した。ドイツ債とのイールドスプレッドは、ここ1週間で最大の4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して119bpとなった。

  ドイツ債の利回り曲線もベアスティープ化、英国債もベアスティープ化した。

  ドイツ10年債利回りは3bp上昇してマイナス0.50%、フランス10年債利回りは4bp上げてマイナス0.27%、イタリア10年債利回り7bp上げて0.69%。

European Stocks Close Steady as Lagarde Warns of New Recession (抜粋) 

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