(ブルームバーグ): 25日の欧州株は下落、3週ぶり安値をつけた。新型コロナウイルス対策に伴う制限措置が政府の景気刺激策や企業決算への楽観的な見方を相殺し、シクリカル銘柄の売りを誘った。

  ストックス欧州600指数は0.8%下げて、1月5日以来の低水準で取引を終了した。銀行や自動車メーカーなど景気の変動に敏感な銘柄を中心に売られた。ヘルスケアやパーソナルケア関連銘柄は比較的堅調だった。

  旅行・レジャー銘柄は1.9%安。フランスは再度のロックダウン(都市封鎖)に入る見通しで、英国は入国者に対してホテルでの隔離措置を検討している。

  CMCマーケッツUKのアナリスト、デービッド・マッデン氏は「コロナ禍が市場の信頼感を圧迫する中で、より強力な追加制限措置への懸念が景気回復を長引かせるだろう」と述べた。

  欧州債市場ではイタリア債を中心にユーロ圏国債が上昇した。イタリアのコンテ首相は、いったん辞任した上で新たな組閣を模索するよう連立与党内から圧力がかかっている。

  ドイツ債の利回り曲線はブルフラット化。Ifo経済研究所が発表した景況感指数が市場予想を下回ったことや新型コロナワクチン接種の遅さが嫌気され同国株が下落、国債に安全逃避の買いが入った。

  ドイツ債とイタリア債のイールドスプレッドは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して123bp。

  英国債の利回り曲線もブルフラット化した。安全逃避の需要が背景にある。

  ドイツ10年債利回りは4bp下げてマイナス0.55%、フランス10年債利回りは4bp低下のマイナス0.32%。イタリア10年債利回りは8bp低下の0.67%。

Italian Bonds Set for Biggest Gain Since Oct.; End-of-Day Curves(抜粋)

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