(ブルームバーグ): ドイツのコメルツ銀行が、1万人の人員削減を含む抜本的な再建策を提案している。マンフレッド・クノッフ新最高経営責任者(CEO)は収入拡大よりもコスト削減を優先する。

  コメルツ銀は28日、新戦略案の概略を発表した。ドイツ国内の支店数を790から450に減らして営業費用を14億ユーロ(約1770億円)圧縮し、有形自己資本利益率(ROTCE)を2024年までに6.5−7%にすることなどが骨子。この案は2月3日に予定される監査役会で協議される。

  事情に詳しい関係者によると、クノッフCEOとハンスイェルク・フェッター監査役会会長はリスク加重資産の削減を目標とすることも検討している。リスク加重資産は銀行に必要な保有資産を決定づける主要な指標。一方で同行は、過去数年にわたり主要目標としてきた収入について、ほぼ横ばいが続くと見込んでいることを明らかにした。

  提案された人員削減の規模は、コメルツ銀全従業員のほぼ2割に相当する。

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