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トランプ前米大統領は1月31日夜、2回目の弾劾裁判で自身の弁護を担当する2人の法廷弁護士を発表した。以前の弁護チームからブッチ・バウワーズ氏ら複数のメンバーが週末に離脱し、裁判開始まで約1週間の段階でトランプ氏は担当弁護士不在の状況に置かれていた。

  トランプ氏によると、上院での弾劾裁判で弁護団を率いるのはデービッド・ショーン、ブルース・キャスターの両氏。ショーン氏は既にトランプ氏や他の顧問らと裁判に向けた準備で連携しており、両氏は弾劾が違憲との見解で一致しているという。

  前政権の法律顧問パット・シポローネ氏やエリック・ヘルシュマン氏らはトランプ氏と依然連絡を取っているが、弁護団で公式な役割を担わないと関係者2人は明らかにした。

  下院による弾劾訴追に対する反論書面の提出は2月2日が締め切りで、9日に上院で裁判が開始される見通し。

  CNNが1月30日に匿名の情報源を引用して伝えたところによれば、バウワーズ氏ら複数の弁護士が弁護団から離脱したのは、昨年11月3日の大統領選での大規模な不正によって勝利を奪われたと主張するようトランプ氏が求めたためだという。トランプ氏のこうした主張は既に複数の法廷で退けられており、弁護士らは大統領退任後の弾劾裁判の合憲性を焦点にしたい考えだという。

  下院は、トランプ氏支持者による1月6日の連邦議会議事堂襲撃を巡り、同氏が暴動を扇動する罪を犯したとして責任を問う弾劾訴追決議を上院に送付済み。

(トランプ氏による新たな弁護士起用の発表を加えて更新します)

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