(ブルームバーグ): 米ゲームストップ株に弱気の投資家は200億ドル(約2兆1000億円)相当の損失を吸収し、空売りポジションのカバーを本格化させ始めたようだ。

  IHSマークイットのデータによれば、ゲームストップ浮動株に占める空売りの比率は、1月半ば時点の114%から39%に大きく低下した。S3パートナーのデータでも同様の傾向が示され、空売り比率は年初に付けたピークの約140%から約50%に低下した。

  1月には1600%を超える月間上昇率を記録したゲームストップ株だが、1日の米株式市場では一時35%下落。デイトレーダーはこのところ、ショート(売り持ち)が大きく積み上がっていた同銘柄を買えば空売り筋がショートポジションの買い戻しを余儀なくされることに着目し、ゲームストップ株を買いあさっていたが、今ではこの傾向が逆転した。

  ミラー・タバクのチーフ市場ストラテジスト、マット・マレイ氏は、「ショートスクイーズの成功は、その銘柄に大きな空売りポジションが存在する間しか続かない」と指摘した。

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