(ブルームバーグ): ユーロ圏経済の昨年10−12月(第4四半期)はマイナス成長となったものの、市場が予想したほどは落ち込まなかった。ただ、域内の新型コロナウイルスワクチン接種の進展ペースは遅く、景気は依然として二番底入りの瀬戸際にある。

  欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が2日発表したユーロ圏の第4四半期域内総生産(GDP)は前期比0.7%減。ドイツとスペインはいずれも先週発表したGDPが予想外のプラス成長を記録した。2日発表されたイタリアのGDPは2%減だった。ユーロ圏全体で昨年のGDPは6.8%減少した。

欧州経済、2020年10−12月は予想より良好−新型コロナの年締めくくる

イタリアGDP、昨年10−12月は前期比2%減−通年で8.9%減少

  ユーロ圏経済は新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)初期に記録したような規模の低迷を今のところ免れているが、短期的な見通しは依然として厳しい。ワクチン接種の開始がスムーズにいかず、制限措置は想定よりも長引くことが見込まれる。

  

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