(ブルームバーグ): 中国のフィンテック企業アント・グループは、同社を金融持ち株会社に転換する再編計画で当局側と合意した。銀行と同じような資本要件を満たすよう義務付けられる。

  事情に詳しい関係者によれば、再編計画はブロックチェーンやフードデリバリーといったテクノロジーを駆使した分野を含めた全ての事業を持ち株会社の下に置くことを求めている。アントが規制当局に当初示していた提案の1つは、金融事業のみを持ち株会社に移すことだった。

アントが持ち株会社検討、金融事業は銀行同様の規制対象に−関係者 

  アントの抜本改革は来週始まる春節(旧正月)の連休前に正式に発表される可能性がある。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

  アリババグループ創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が手掛けてきたアントは依然、新規株式公開(IPO)計画復活の可能性を模索していると、事情に詳しい関係者の1人は述べた。だが、金融持ち株会社の枠組みは新しいため、当局の上場承認取得にどれだけの時間がかかるかは不明だ。

  アントはコメントを控えた。金融持ち株会社を監督する中国人民銀行(中央銀行)にファクスでコメントを求めたが、すぐに返答はなかった。

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