(ブルームバーグ): 3日の米株式市場で、音楽ストリーミングサービスを手掛けるスポティファイ・テクノロジーズの株価が一時9%以上下落した。2021年通期売上高見通しがアナリスト予想平均に届かなかったことが材料視された。

  スポティファイは3日の発表文で、21年売上高が90億1000万−94億1000万ユーロ(約1兆1400億−1兆1900億円)との見通しを示した。ブルームバーグのまとめによると、アナリスト予想は92億8000万−100億9000万ユーロだった。

  今年のビジネス動向についてはなお楽観的としながらも、「新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)とそれがユーザーやサブスクライバー、売上高の伸びに与えている影響がいつまで継続するか分からないことから、過去数年に比べ見通しには不確実性が高い」と説明した。

  この日発表された昨年10−12月(第4四半期)決算では、月間アクティブユーザー(MAU)の合計が3億4500万人と市場予想(3億4300万人)を上回り、うち有料プレミアムサブスクライバー数は前年同期比24%増の1億5500万人に達した。ただ、投資家にとってより重要なユーザー平均単価(ARPU)は4.26ユーロに減少した。

  21年通期のガイダンスでは、広告付き無料プランのユーザーと有料プレミアムサブスクライバーの合計が4億700万−4億2700万人と予想。うち有料プレミアムサブスクライバーは1億7200万−1億8400万人を占めると見込む。ただ、営業損益は2億−3億ユーロの赤字を予想している。

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