(ブルームバーグ): 欧州株は3日続伸。個人投資家による投機的な動きが後退したほか、決算への楽観も支援材料となった。イタリア株は大幅上昇。欧州中央銀行(ECB)の前総裁、マリオ・ドラギ氏がイタリアのマッタレッラ大統領からの組閣要請を受諾したことが好感された。

  ストックス欧州600指数は0.3%高。イタリアの銀行株が上昇し、同国の株価指数FTSE・MIBは2.1%上昇した。ドラギ氏は組閣し、新型コロナウイルス対策と深刻なリセッション(景気後退)に立ち向かうことになる。

  ノルデア・アセット・マネジメントのマクロストラテジスト、セバスチャン・ゲーリー氏は「われわれはイタリアのことを慎重ながらも楽観している。ドラギ氏は変革をもたらす人物であり、かなり尊敬されている」と指摘。「市場の反応はドラギ政権がしばらく続き、改革を実施するとの見解を示唆している」と述べた。

  欧州債市場ではイタリア債が上昇し、ドイツ債が下落した。ドラギ氏の組閣要請の受諾が影響した。

  英国債は10年債を中心に下落。同年債利回りは昨年11月16日以来の高水準に上昇した。4日はイングランド銀行(英中銀)による金融政策判断の発表が控えている。スナク英財務相は年金に関する保証を保持する計画で、政府の借り入れが増大する可能性がある。

bp=ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

  

  

©2021 Bloomberg L.P.