(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円前後で小幅な値動き。ドルを買い戻す動きが続いている一方、リスク選好の流れがドル売り要因となり、目先の方向感が乏しくなっている。オーストラリアドル(豪ドル)は資源高などを背景に上昇。

市場関係者の見方

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

ドルは先進国通貨に対する買い戻しの動き。さらに米国と日欧の景況感格差も強さの背景にある。米長期金利の上昇基調もドル買い要因にただ、このところドル高・円安方向に結構動いてきたので、足元では短期的なポジション調整や国内輸出企業のドル売りが出やすい面も米景気見通し改善やリスクオンの流れで原油などコモディティー価格が上昇、豪ドルなどの資源国通貨に恩恵

三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長

ドルが足元で主要通貨に対して狭いレンジで小動きなのは、緩やかなドル買い戻し圧力が続く一方、経済指標は総じてしっかりでリスク資産のセンチメントも良好なためドル指数はテクニカル的には昨年3月からの下落トレンドを抜けた形。米長期金利が上昇基調に戻っていることもドルの支えにただ、米地区連銀総裁がテーパリング(段階的縮小)の議論は時期尚早とけん制しており、ドル安基調が終わってドル高方向に転換してはいないとみる

背景

米株価指数先物は時間外取引で堅調に推移。日経平均株価は前日比130円安で午前の取引を終了米10年債利回りは時間外取引で1.14%台を中心に推移米追加経済対策で直接給付金を1400ドル未満に減らすことは有権者への公約を破ることになるとバイデン米大統領米下院、予算決議案可決−大統領の経済対策案の早期採決に道筋1月の米ISM非製造業景況指数は予想外に上昇、ほぼ2年ぶりの高水準

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