(ブルームバーグ): 4日の欧州株は上昇。企業決算が材料視された。イングランド銀行(英中銀)が積極的な新型コロナウイルスワクチン接種の取り組みによって景気が急回復に向かうとの楽観を示したことが好感され、英国の銀行株は急伸した。

  ストックス欧州600指数は0.6%上昇。指数寄与度の高いユニリーバやロイヤル・ダッチ・シェルなどは決算が嫌気され下落したものの、金融株の上昇が相殺した。ドイツのバイエルも高い。同社は今後の係争解決に向けた計画を示した。

  英銀のロイズ・バンキング・グループやナットウェスト・グループは大幅高となった。

  欧州債市場ではイタリア債とドイツ債のイールドスプレッドが2016年以来で初めて一時100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を下回った。イタリアのレンツィ元首相の支持を得て、マリオ・ドラギ氏が組閣に成功するとの楽観が背景にある。

  英国債の利回り曲線はベアスティープ化。イングランド銀行が力強い景気回復への期待をにじませたことで、利下げ見通しが後退した。イングランド銀はまた、マイナス金利への準備を開始するよう市中銀行に呼び掛けた。同政策の採用が近いとのシグナルとして受け止められるべきではないと強調した上で、必要な場合に導入できるよう準備を開始することが適切だとの結論に達したと説明した。

  

©2021 Bloomberg L.P.