(ブルームバーグ): 東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台半ばを中心に推移。海外時間に米雇用統計の発表を控え、約3カ月ぶりの高値圏でもみ合う展開となっている。

市場関係者の見方

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

米長期金利の上昇基調を背景にドルが主要通貨に対して緩やかに買い戻される流れは続いているが、アジア時間には米雇用統計を前に米金利とドルの上値を一段と試す動きは限られている米雇用統計は強めの結果になる可能性が高いとみており、そうなれば米金利上昇とドル高が再燃するだろう商業決済が集中しやすい五・十日(ごとうび)の需給はドル買いがやや優勢だったようだ

三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

前日の米国市場では主な経済指標が堅調な内容となったことなどで株価とドルが上昇米上院で民主、共和両党の権限共有が決まったことはリスク資産にポジティブな材料。一部銘柄の乱高下に対して米金融当局が監視を示したことは市場に安心感をもたらしているドル・円は200日移動平均線まで上昇してきたので目先の達成感も出ている今晩の米雇用統計が強い内容ならドルの買い戻しがもう一段出て、昨年10月高値の106円10銭も視野に入ってくるだろう

背景

日経平均株価は前日比389円高で午前の取引を終了。米株価指数先物は時間外取引で堅調米10年債利回りは時間外取引で1.13%台を中心に推移米上院、民主・共和による2年間の権限共有案を承認−勢力拮抗でイエレン米財務長官、熱狂的な株価の動きに対応必要か見極め−4日に協議へ新型コロナ集団免疫獲得で一番乗りはどの国か、初動は英米などリード

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