(ブルームバーグ): 8日の欧州株は上昇。世界的に新型コロナウイルスの感染拡大が減速しつつあるほか、米国での追加経済対策に対する期待が手掛かりとなった。シクリカル銘柄に買いが入り、企業買収が域内のテクノロジー株を押し上げた。

  ストックス欧州600指数は0.3%上昇。基礎資源やエネルギー、テクノロジー銘柄が値上がりした。ルネサスエレクトロニクスが英ダイアログ・セミコンダクターを買収することで合意、ダイアログの株価は16%急伸した。BPなど石油メジャーは、原油価格の上昇が支援材料となり値上がりした。

  ピール・ハントのストラテジスト、イアン・ウィリアムズ氏は電話で「懸念しているのは新型コロナワクチンを巡る楽観にもかかわらず、政府の対応が鈍いことだ。制限措置はわれわれが現在想定しているようなペースでは緩和されていない」と述べた。どれぐらい早期に消費者の行動が正常化するかについても疑問があるという。

  欧州債はイタリア債が上昇。10年債利回りは1月8日に記録した過去最低の0.504%に迫った。イタリアのマッタレッラ大統領から組閣を要請されたマリオ・ドラギ氏は、新政権樹立に向けた支持を確保するため今週から各政党と協議に入っている。

  ドイツ債は下げを縮める展開。英国債は長期債を中心に下げを埋めた。

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