(ブルームバーグ): 債券市場では超長期債が下落。あすに超長期ゾーン対象の流動性供給入札を控え、売り圧力が掛かった。日本銀行がこの日に実施した国債買い入れオペの影響は限定的との指摘が聞かれた。

市場関係者の見方

BofA証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

超長期ゾーンはあすの流動性供給入札に向けた調整の動きという感がある日銀による3月の政策点検について新しい情報待ちの中、利回り曲線スティープ(傾斜)化スタンスへの警戒感は残っている米金利はいったん上昇が一服したが、今後財政政策が重しになって金利が一段高の展開になった場合は、3月以降の円金利上昇圧力になる可能性はある

日銀オペ

対象は残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、25年超。各ゾーンの買い入れ通知額は前回から据え置き応札倍率は1年超3年以下と5年超10年以下が前回から上昇した一方、3年超5年以下と25年超は低下BofA証の大崎氏オペ結果は強弱まちまちで材料になっていない備考:過去の日銀オペの結果一覧

背景

財務省は10日、残存15.5年超39年未満対象の流動性供給入札を実施米10年債利回りは8日の取引で一時1.2%付近と、昨年3月以来の水準まで上昇。この日の時間外取引では1.16%程度で推移

新発国債利回り(午後3時時点)

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