(ブルームバーグ): 9日の欧州株は小幅安。期待外れとなった企業利益が嫌気され、連日の上昇がストップした。

  ストックス欧州600指数は0.1%安。ノルディック・エンターテインメント・グループなどメディア株が下落。スマートフォン向けセンサーなどを手掛けるオーストリアのAMSは7.1%の大幅安となった。一部のアナリストが同社の1ー3月(第1四半期)見通しに失望を示した。

  個人投資家の投機的な動きを巡る懸念が緩和し、景気回復への楽観や米追加経済対策の道筋が見えた今、投資家は企業決算を注視し、利益見通しの手掛かりを求めている。

  ベレンバーグのマルチアセット戦略・調査の責任者、ウルリッヒ・ウルバーン氏は、「欧州の鈍い新型コロナワクチン接種動向は引き続き主なニュースであり、市場の関心の中心にある」とした上で、「しかし中期的にはなお楽観的にみている。マイナスの実質金利や緩和的な金融・財政政策、高い現金保有水準、企業の増益、相対的なバリュエーションの全てが株に有利な根拠を示している」と指摘した。

  欧州債はドイツ債やイタリア債など総じてほぼ変わらず。この日はドイツやオランダ、スペインが国債を発行した。英国債の利回り曲線はブルフラット化した。

bp=ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)

  

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