(ブルームバーグ): 19日の欧州株は4営業日ぶりに反発した。景気敏感株が上昇したほか、好決算を追い風に高級品ブランドの株が買われた。

  ストックス欧州600指数は0.5%上昇し、週間の騰落率もプラスに転じた。ちょうど1年前に付けた過去最高値まで約5%に迫っている。

  この日は鉱業や銀行、旅行関連株が上げを主導した一方、ヘルスケアなどディフェンシブ銘柄が軟調だった。仏エルメス・インターナショナルとイタリアのモンクレールはそれぞれ予想を上回る決算を発表し、3%を超える上げとなった。

  過去最大の赤字を発表し、今年も厳しい年になると警告したフランスの自動車メーカー、ルノーは4.4%安。

  欧州債市場では英国債を中心に下落した。イングランド銀行(英中央銀行)の金融緩和見通しを巻き戻す取引が主導した。英中銀の政策担当者らは2月の金融政策委員会(MPC)議事録で示された内容と同様に、予測に沿って景気見通しが展開するならば追加緩和は必要ないだろうとの発言を続けている。

  英国の10年債利回り上昇、2年債と30年債のスプレッド拡大はいずれも月間で2016年以来の大きさとなる勢い。安全資産への需要の後退が後押ししている。

  ドイツ債も下落。リスク志向の高まりで、ユーロ圏国債のうち唯一、イタリア債が上昇した。

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