(ブルームバーグ): 英銀HSBCホールディングスの昨年10−12月(第4四半期)の利益は予想を上回った。コスト抑制に努めた。同行は急成長するアジア市場への投資を拡大する方針を示している。

  23日の発表によれば、調整後税引き前利益は前年同期比50%減の22億ドル(約2300億円)。貸倒損失が重しとなった。市場予想は18億ドルだった。

  HSBCは1株当たり0.15ドルの配当支払いを再開する。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英規制当局は昨年、資本の内部留保を狙い事実上の配当禁止を銀行に課していたが、この措置が緩和された。

  ノエル・クイン最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「2021年は良好な滑り出しとなっており、今後1年の見通しについて慎重ながら楽観的だ」と指摘した。

  同行はアジアに約60億ドルを投じる計画の概要を示した。「利益の2桁台の伸び」を目指し、ウェルスやコマーシャルバンキングなどの事業に注力する。具体的な対象地域として中国・香港のほか、シンガポールなどの東南アジア市場を挙げた。

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