(ブルームバーグ): 米百貨店のメーシーズは昨年3月に提示を取りやめていた業績ガイダンスの公表を再開した。2020年は新型コロナウイルス対応の事業閉鎖で小売りセクターが打撃を受け、同社にとっても厳し年となったが、今年は「回復と復興の1年」になるとの見通しを示した。

  メーシーズは通期の純売上高について、197億5000万−207億5000万ドル(約2兆800億−2兆2000億円)になるとみている。市場予想の平均は201億ドル。同社の予測通りになれば、昨年の水準から14−20%の増収となるが、新型コロナの打撃を受ける前に20年通期の業績として予測していた236億−239億ドルのレンジを大きく下回る。

  「当社の年間ガイダンスは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)に関連した厳しい状況が春季も続き、2021年後半には勢いがついてくることを踏まえている」と同社は発表文で説明。付属のスライドによれば、今年はマージンが増加するとも見込んでいる。2−4月(第1四半期)の純売上高は41億9000万−42億9000万ドルになる見通しで、アナリスト予想平均の41億7000万ドルを上回る。

  20年11月−21年1月(第4四半期)の自社所有およびライセンス店舗の既存店売上高は17.1%減。大幅なマイナスとなったが、コンセサス・メトリックスがまとめた市場予想の20.4%減よりは小幅にとどまった。

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