(ブルームバーグ): 25日の米株式相場は大幅反落。テクノロジー株を中心に売りが膨らんだ。世界的に債券売りが強まり、米10年債利回りは1年ぶり高水準となった。

  ハイテク株中心のナスダック100指数は3.6%安と、昨年10月以来の大幅安。新型コロナウイルス流行局面での勝ち組銘柄から、ロックダウン終了で恩恵を受ける銘柄へのローテーションが進んだ。S&P500種株価指数の騰落比率は約1対10。

  キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントの旗艦上場投資信託(ETF)「アーク・イノベーションETF」は下げが続き、週間ベースで15%安。一方、個人投資家に人気の銘柄が再び急伸し、ゲームストップは19%高で終了。一時は2倍に上昇する場面もあった。

  S&P500種は前日比2.5%安の3829.34。ダウ工業株30種平均は559.85ドル(1.8%)安い31402.01ドル。ナスダック総合指数は3.5%下落。

  米国債相場は、ニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りが15ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.52%。一時は23bp上昇の1.6%と、昨年2月以来の高水準を付けた。こうした利回り上昇を受けて、住宅ローン担保証券(MBS)市場の投資家が米国債の売りを余儀なくされ、利回り上昇に拍車がかかった。

  シュワブ・センター・フォー・ファイナンシャル・リサーチのトレーディング・デリバティブ担当バイスプレジデント、ランディ・フレデリック氏は「すべては金利が起点だ」と指摘。テクノロジー株は「これまで相対的にパフォーマンスが良かった。上げ相場を主導したように、下落を先導する可能性も高い」と述べた。

  外国為替市場ではドルが上昇。米10年債利回りの急上昇を背景にドル買いが活発になり、ドル指数はほぼ1カ月ぶりの大幅高となった。リスク選好の動きが後退する中、資源国通貨は軟調だった。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%上昇。ドルは対円で0.3%高い1ドル=106円21銭。ユーロは対ドルで0.1%高の1.2175ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続伸。世界の原油在庫が急速に減少するとの見方が広がり、ここ1年余りで最も高い水準となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は31セント(0.5%)高の1バレル=63.53ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は16セント安の66.88ドル。

  インフラ・キャップのジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は「夏までには、レジャー旅行に出られずにいた旅行者がワクチン接種を済ませ」、需要回復をけん引する見通しだと指摘。米国の原油生産は引き続き抑制される公算が大きく、「供給は過去のようには反応しないだろう」と語った。

  金スポット相場は続落し、ニューヨーク時間午後2時56分現在では前日比1.6%安。米国債利回りの上昇が続き、利子を生まない金の投資妙味が後退している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1.3%安の1オンス=1775.40ドルで終了。

Dollar Surges By Most in Month as U.S. Yields Soar: Inside G-10(抜粋)

Oil Hits Highest in More Than a Year With Global Supply Draining(抜粋)

Gold Extends Decline With Rising Yields Curbing Metal’s Appeal(抜粋)

(相場を更新し、コメントを追加します)

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