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先週の米国債市場の混乱で大きなショックを受けたトレーダーは、今後さらに損失が拡大すると覚悟している。こうした状況を受け、米金融当局者に利回り上昇への対応を求める圧力が高まっている。

  ジェフリーズ・インターナショナルによると、モメンタムトレーダーのショート(売り持ち)ポジションは25日の取引終了時点で、利回り急上昇を招いた2013年の「テーパータントラム(市場のかんしゃく)」以降で最大となった。一方、インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)は急上昇しており、資産クラス全体に警戒信号が点滅している。市場が織り込む米利上げ時期は、米金融当局が示唆するよりも少なくとも1年早い22年後半に近づいている。

  こうした状況の中で米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が4日に米経済について発言予定で、16、17両日の連邦公開市場委員会(FOMC)前では公の場での最後のコメント機会となる可能性が高い。他の当局者も相次いで発言する予定だ。

米金融当局者の今週の発言予定3月1日ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁ブレイナードFRB理事アトランタ連銀のボスティック総裁、クリーブランド連銀のメスター総裁、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がオンラインのパネル討論会に参加3月2日ブレイナードFRB理事サンフランシスコ連銀のデーリー総裁3月3日フィラデルフィア連銀のハーカー総裁アトランタ連銀のボスティック総裁シカゴ連銀のエバンス総裁3月4日パウエルFRB議長アトランタ連銀のボスティック総裁

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