(ブルームバーグ): 米グレースケール・インベストメンツは自社で運用する世界最大の仮想通貨トラストについて、米当局者が認めれば直ちに上場投資信託(ETF)に転換する意向だ。

  同社は5日のブログで、運用資産390億ドル(約4兆3000億円)の「グレースケール・ビットコイン・トラスト」(GBTC)をETFに転換することに「100%コミット」していると表明した。米証券取引委員会(SEC)は仮想通貨ETFをまだ承認していないが、北米で初のビットコインETFの取引が2月にカナダで始まったことを受け、複数の企業がこの数週間に申請している。

  グレースケールは2016年にビットコインETFを初めて申請したが、SECの方針を理由に申請を最終的に取り下げた経緯がある。

  同社のマイケル・ソンネンシャイン最高経営責任者(CEO)は5日の電話インタビューでビットコインETFについて「13年の始動時からの計画だ」とした上で、「いずれ公開市場で取引されると以前から考え、ETFに転換できるように現在のような構成にしてきた」と語った。

  GBTCは運用資産が現行レベルであれば、米ETF上位30銘柄に入り、商品ETFとしてはステート・ストリートの金ETF「SPDRゴールド・シェア」(GLD、運用資産約570億ドル)に次ぐ2位となる見通し。

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