(ブルームバーグ):

債券相場は上昇。前日の米国市場で過度の利上げ観測が後退して長期金利が低下したことに加えて、長期・超長期債に対する需要を背景に、買い圧力が掛かった。日本銀行の国債買い入れオペを無難に通過したことも買い安心感につながった。

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

米国金利は利上げ期待を織り込み過ぎていたので、材料が出尽くし、市場が落ち着いてきた環境で、徐々に低下している10年債が底堅く、超長期債も先行きの需給懸念は多少あるが、30年債入札が強かったように、新年度に入っても買いが弱まった印象はない金利が下がっても月中は原則としてオペが減額されないので、金利が下がり始めると一段と下がっていきそうな雰囲気はあるただ、月末のオペ月間予定が近づけば減額が警戒される上、20年債も0.5%からかなりかい離し、ここから買い進めていくには材料も必要

日銀オペ

対象は残存期間5年超10年以下と10年超25年以下、物価連動債。いずれも月間予定で示された通りの買い入れ額応札倍率は残存10−25年が2.24倍と昨年8月以来の低水準、5−10年も1.90倍に低下みずほ証券の松崎氏市場実勢対比で無難な結果、月間の回数削減も1回の買い入れ額は増えているので応札倍率は低下備考:国債買い切りオペ結果一覧

背景

6日の米10年物国債利回りは前日比4bp低い1.66%程度で終了米国債市場、利上げ見通し再考か−雇用統計発表直後の売り殺到が反転

新発国債利回り(午後3時時点)

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