(ブルームバーグ): 浮き沈みの激しい「ミーム銘柄」市場で、バイオテクノロジー企業ブルックリン・イミュノセラピューティクスが台頭する一方、ペット向け医薬品メーカーのゾメディカは脱落しつつあるようだ。

  6日の米株式市場でブルックリンの株価は一時83%急伸。その後、上げ幅を縮小して30%高で取引を終えたが、売買高は4400万株を超えた。この社名を聞いたことがないとすれば、同社がアプリ販売のNTNバズタイムとの逆さ合併を通じてごく最近、市場で取引されるようになったためだ。

  一方、ゾメディカは大幅安で始まった。終値では4日ぶりの上昇となったが、高リスクのバイオ株に投資するデイトレーダーの動きへの追随に伴う落とし穴を示した形だ。株価は一時17%安となったが、5.3%高で取引を終えた。投資家向け交流サイト(SNS)「ストックツイッツ」は同社に関するコメントでにぎわった。

  同社はタイガー・キングのキャロル・バスキン氏が言及したことで個人投資家の間で知られるようになった。株価は過去3日間で19%下落したが、年初来では500%上昇している。

  ブルックリンについてソーシャルメディアでコメントが多かったのは、米証券取引委員会(SEC)に持ち分に関する最初の報告書を提出した複数の取締役についてだ。大株主の1人でゴールドマン・サックスの元アナリストであるニコラス・シンガー氏も含まれた。

  また銘柄ピックする起業家ティモシー・サイクス氏が6日の取引開始前に「注目すべきホットな銘柄」の1つに挙げるなど、ブルックリンを評価するツイートがあった。

  ブルックリンがウェブサイトに掲載している開発中の新薬候補は「IRX-2」の1つ。頭頸部(けいぶ)がん向けで中間段階の臨床試験が進められており、結果は4−6月期に公表される見込み。

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