(ブルームバーグ):

米主要政策金利のフェデラルファンド(FF)金利を実効ベースで0−0.25%の目標レンジ内に確実に収めるため、超過準備の付利(IOER)と翌日物リバースレポ金利のいずれか、または両方を微調整するのが適切かもしれないとの考えをパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が示唆していたことが分かった。

  7日に公表された先月16、17両日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で示されたもので、パウエル議長は短期金利の下降圧力を指摘した上で、連邦準備制度が管理するIOERと翌日物リバースレポ金利について必要であれば定例のFOMC会合の際だけでなく、会合と会合との間に微調整する可能性に言及した。

  連邦準備制度に預け入れられる準備預金の残高が膨らんでいることから、レポ金利と米財務省短期証券(TB)利回りは年初来ゼロ近辺で推移しており、この水準を割り込むことも時々ある。市場参加者は金融当局に対し、準備預金の急拡大が短期金融市場の金利を下押しする状況が続く可能性を指摘する。

  TDセキュリティーズのシニア米金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴールドバーグ氏は「連邦準備制度は必要な場合には期間が短めの金利を支えることに全くためらいはないが、現時点では当局が介入する前に事態が悪化せざるを得ない状況と思われる」とコメントした。

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