(ブルームバーグ): カナダの銀行ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)は今年、従業員に有給休暇を1日追加で付与する。同行のデーブ・マッケイ最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)のさなか従業員がこれまでにないほど疲労困憊(こんぱい)の状態にあるとの認識を示した。

  マッケイCEOは8日、全従業員に宛てた文書で、多くの従業員が過労を訴えており、「集中したり、場合によってはログオフし英気を養うための時間を求めることに伴う偏見を排除する」必要があると指摘した。

  パンデミックが長引いているほか、M&A(企業の合併・買収)を含む一部企業活動は活発な状況が続いており、金融機関の間では従業員の燃え尽き症候群への対応が差し迫った課題になっている。ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモンCEOは3月に、若手バンカーが土曜日の休みを確保できるよう取り組みを強化すると表明している。

  RBCはまた、全世界の従業員約8万6000人に瞑想(めいそう)アプリ「ヘッドスペース」のサブスクリプションを1年間無料で提供する。ヘッドスペースのウェブサイトによれば、有料版の利用料金は年間69.99ドル(約7600円)。

  マッケイCEOは従業員に対し休暇の取得を奨励し、追加で付与される有休について上司と相談の上、消化を計画するよう伝えた。

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