(ブルームバーグ):

債券相場は超長期債中心に下落。前週末の米国市場で長期金利が上昇したことに加えて、あすの超長期ゾーン対象の流動性供給入札に向けた売りが重しとなった。金利低下が進むと日本銀行が買い入れオペを減額するとの懸念も相場の上値を抑えた。

市場関係者の見方

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

あすの残存15.5年超39年未満の流動性供給入札は、できれば水準を調整したい程度の重しで、不安感があるわけではない新年度に入って利付国債入札を順調にこなしたが、満足に買えた投資家も少ないとみられ、押し目があれば買いたい向きが多いのではないか日銀は特定の水準に目を付けているようなニュアンスは出したくないだろうが、オペ減額直前の水準と言う意味で10年債0.08%程度が近付くと再減額の思惑も生じやすいので、上値を追うのは難しという意味で相場はこう着しやすい米国債は今週入札が続くので需給面の調整が予想される一方、足もとの経済の堅調さを織り込み、レンジ推移となってきている

背景

9日の米10年物国債利回りは前日比4bp高い1.66%程度で終了。この日の時間外取引は1.66%を挟んで推移クラリダFRB副議長、雇用や物価の「具体的数字」確認へ笛吹けど金利踊らず、再び国債購入減額観測−日銀の思うつぼとの声も

新発国債利回り(午後3時時点)

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